口内炎があるときの食事の工夫 | 末期がんの緩和ケア ご家族のための「在宅緩和ケア」「食事」「自宅での医療」の知識【神奈川県川崎市幸区の在宅緩和ケアクリニック】

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口内炎があるときの食事の工夫

口内炎ができてしまうと唾液が出にくくなり、口内が乾燥して更に傷つきやすくなります。

口内炎がないときには、唾液が自然に出ているため、口内は唾液の殺菌作用で自然ときれいになっていますし、また、歯磨きやうがいできれいな状態を保つこともできます。しかし、口内炎によって唾液が出にくくなると、乾燥により雑菌が繁殖して感染を起こしやすくなり、ますます口内があれて悪化していきます。

口内炎ができたときには、医師の治療を受けることはもちろん、刺激の少ない歯ブラシや歯磨き剤を使用するようにします。それでも痛くて歯磨きが出来ないときは、食後20分以内にうがいだけでもするように心がけて、口内炎の悪化を食い止めます。

口内炎があるときには、口内の乾燥を防ぐことと、痛みを感じにくい食事の工夫をすることが必要です。パサパサ、固い、サイズの大きい食品は口内を刺激して食べにくい上に、更に傷をつけてしまいます。食品は、小さめ、柔らかく、とろみをつける、が基本です。

その上で、口内が乾燥していても食べやすいように、水分の多いおかゆやあんかけ、焼き魚よりは煮魚、炒め物より煮物、といったように、できるだけ汁気のあるメニューにします。とろみは片栗粉でつけますが、汁を煮立たせなくても常温でとけてとろみがつく、ベビー用の片栗粉があるので利用してみましょう。口内の乾燥を少しでもカバーするために、食事の前、食事中にはこまめにお茶類を飲んで口内を潤すことも必要です。メニューに汁物を取り入れるのも良いでしょう。

痛みが強い時や荒れているときは、食事をなるだけ細かく刻み、それをあんかけにして「すくう」ようにして食べるのがコツです。ポタージュのようにミキサーにかけてなめらかにしてしまうのも良いでしょう。食事は人肌程度の温度に冷まし、熱いものは刺激になるので止めておきます。

このほか、塩辛いもの、酸味が強いもの(果物を含む)、甘みの強いものは、口内炎を刺激して痛みの原因になるので避けておきましょう。口内の粘膜を最も刺激するのが塩味です。のどにしみるようであれば、薄味にしましょう。これはのどを通る時の刺激の問題なので、減塩調味料などを使って減塩をする必要はなく、しみると感じたら、水を加えて薄めれば問題ありません。水分を加えると、汁気が増えてあんかけにもしやすくなります。

また、通常の減塩手法である、酸味や香辛料で減塩の物足りなさを補う方法は、のどを刺激するために使えないので、だしをきかせるようにしましょう。唾液は食べ物を湿らせて柔らかくする効果のほか、食品の一部を溶かしながら味覚を感じさせる働きをもっています。薄味にせざるを得ないときには、味覚の感受性を高める唾液の効果は欠かせません。

口内炎があると、噛むことが辛くなりますが、噛むことによって唾液がよく分泌されるので、できるだけ、良く噛むようにしましょう。

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