菜食の食事について | 末期がんの緩和ケア ご家族のための「在宅緩和ケア」「食事」「自宅での医療」の知識【神奈川県川崎市幸区の在宅緩和ケアクリニック】

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菜食の食事について

がんの民間食事療法として「野菜を中心にした食事にする」というものがあります。

様々な民間療法がありますが、ルーツをたどると日本とは明らかに食文化が違う国が発祥のものや、個人の体験に基づくものなど、種類は様々です。ドイツ発祥の、菜食の食事療法は有名ですが、ドイツは主食が肉であることから、慢性的に野菜不足の食生活を送っているために、「もっと野菜を食べよう」という目標を掲げているものであり、前提に「肉をよく食べる」ということがあるので、日本の食事内容とはスタート地点が全く違うのです。

野菜イコール「ヘルシー」というイメージがあるために、これまで菜食中心でなかった人も、がんがきっかけで菜食の食事に変更する人もいます。民間の食事療法である菜食の食事内容に共通しているのは、動物性食品(肉や魚など)を排除しがちなことです。食事をどれだけ野菜中心にして、それ以外の食品、特に動物性食品をカットするかは、試みる療法や個人によってまちまちです。

野菜を優先して食べるのは悪いことではありませんが、その影響で動物性食品が排除される、あるいは、食欲が少ないために野菜を食べただけで動物性食品まで食べることが出来ない、というのでは、がん闘病中の食事としては困ったものです。

動物性食品は、優秀なタンパク質源です。タンパク質は筋肉や内臓の材料になるだけでなく、免疫細胞の材料になり、免疫機能を高めます。不足すると脳の働きが鈍り、記憶力、思考力が衰えます。また体力やスタミナがなくなり、うつ病になりやすいこともわかっています。

また、野菜にも少ないながらタンパク質が含まれていますが、動物性タンパク質と組み合わせることで利用効率があがるのです。このため、野菜と一緒に肉や魚、卵、チーズなどを必ず食べることは、がんと対抗する体づくりや、闘病中を少しでも快適に過ごすために欠かせません。

このほか、特定の野菜を多く食べることを推奨する食事療法もありますが、成功談はあくまで個人の体験であるので、必ずしも自分に当てはまるものではないと考えましょう。野菜に限らず特定の食品に偏ることは、健康な人でも栄養のアンバランスを招きます。菜食は健康的なイメージがありますが、野菜類は必ず動物性食品と一緒に食べるようにしましょう。

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